エピソード

  • 越来グスクの立面写真提供を呼びかけ
    2025/07/10

    2025年7月10日(木)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    沖縄市の「越来グスク整備に不可欠な立面写真を
    国内外に提供を呼び掛けよう協議会」は6月17日、
    沖縄市役所に花城大輔市長を訪ねアメリカ軍や沖縄市民にグスクを横から撮影した
    立面写真の提供を呼び掛けることを求める要請書を手渡しました。


    越来グスクは整備計画が進められていますが、
    立面写真がなく、正確な姿が分かっていません。

    越来グスクは国の名勝「アマミクヌムイ」の指定を受けており、

    市は整備計画を進めています。


    越来グスクの石垣はアメリカ軍の占領後、
    コザ十字路付近の道路工事に使用したとされており、

    跡地にも当時の姿はほとんど残されていません。


    また現在は、石垣が残る当時の越来グスクの姿を捉えた写真は
    沖縄戦の前にアメリカ軍が撮影した航空写真しか確認できていません。

    横から捉えた写真が見つかっていないため、

    正確な高さや大きさが分からない状態となっています。


    要請書では、当時の軍道整備に関わったとされている
    アメリカ軍の工兵隊に工事前の立面写真の提供を求めることや、

    沖縄市の広報誌などで写真提供を呼び掛けることを求めており、

    花城市長は「熱い思いを受け取った。
    市にできることをしっかりとやりたい」と述べました。  (了)

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    6 分
  • 「那覇市歴史博物館」8月末に閉館し新博物館に移行
    2025/07/09

    2025年7月9日(水)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    那覇市は2日、久茂地のパレットくもじ4階にある

    「那覇市歴史博物館」を8月末で閉館すると発表しました。


    県が整備を進める首里の中城御殿跡地御内原エリアに、

    首里城関連の文化財を収蔵・展示する新たな博物館を整備し、

    市所有の国宝資料や文化財などは新博物館に移します。


    那覇市歴史博物館は2006年7月8日に開館し、昨年度末までに

    延べ28万554人が来場しました。昨年度の来場者数は2万320人でした。


    新たな博物館の管理・運営を那覇市が担い開館時期は来年11月以降を予定しています。

    知念覚市長は「新しい場所になっても、しっかりと文化行政を進めたい」と話しました。


    有効期限が9月1日以降のフリーパスポート購入者については、

    閉館に伴って利用できなくなるため市歴史博物館が利用料の返還に対応しています。

    本人から市歴史博物館への申告が必要で、

    市から電話や電子メールで手続きを案内することはないということです。  (了)

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    5 分
  • 西原町のブックカフェで子どものための”ブックチケット”が話題に
    2025/07/08

    2025年7月8日(火)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は中川信子さんです。


    西原町棚原にあるブックカフェ「ブッキッシュ」が始めた

    「ブックチケット」が話題を呼んでいます。

    大人は1口500円のブックチケットを購入して店に託し、

    子どもはそのチケットを使って千円分の本を受け取ることができる仕組みです。


    開始から2年、ブッキッシュでチケットを利用した子どもたちは107人で、

    195冊の本が贈られました。

    チケットを買ってくれた大人は69人で、主に常連客からの購入が多かったものの、

    近頃は「SNSで知って」という人の購入も増えているということです。


    ブッキッシュのオーナーの多田明日香さんは
    「大人からのプレゼントとして、誰でも遠慮せずに使ってほしい。

    きょうだいの分を一気に買うのが難しいお父さんお母さん、

    自分の小遣いをなかなか本に回せないという学生さんとか、
    気軽に本に手を伸ばしてもらえれば」と話しています。


    チケットのその後については、次に訪れた際に直接伝えたり、

    SNSを通じて報告したりするなどしており、自身の贈ったチケットが
    どんな本に変わったかを知って喜んだり、

    次のプレゼントにつながったりすることもしばしばだということです。 (了)


    ※琉球新報7月5日付22面に掲載

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    5 分
  • 「県動物愛護管理条例」が7月 1日施行
    2025/07/03


    2025・7・3(木)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    人と動物の共生する社会の実現を目指す
    「県動物の愛護及び管理に関する条例=県動物愛護管理条例」が

    1日、施行されました。

    10匹を超える多頭飼育をする場合などに飼い主の義務や罰則規定を定めています。


    犬・猫を合わせて10匹以上を飼う場合、30日以内に県へ届け出をするよう定めており

    違反すると5万円以下の過料が科せられます。


    県が認知した多頭飼育は2020年度から24年度の5年間で46件あり、

    県は多頭飼育崩壊の未然防止に向けて、
    条例に基づいて届け出をするよう呼びかけています。


    県自然保護課によりますと、10頭以上の多頭飼育の県内での認知件数は

    横ばい状態にありますが、犬30頭以上を飼育していたケースもありました。


    多頭飼育崩壊には、飼い主の経済的困窮や社会的孤立といった
    生活環境に関連することが多いということで、動物愛護関連の部局や団体だけではなく
    福祉や地域など社会福祉的な支援も必要です。


    県では市町村を通じて広報するなど、周知を働きかけており、

    担当者は「県や市町村の福祉部局、動物愛護団体など多機関・多職種で連携し
    多頭飼育崩壊を防いでいきたい」と述べました。  (了)

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    6 分
  • 県内家賃動向調査 本島北部のシングル向けマンション大幅増
    2025/07/02

    2025年7月2日(水)

    琉球新報の記事からご紹介します。
    担当は上地和夫さんです。


    不動産情報サービスのアットホームはこのほど、
    沖縄県内の家賃動向調査を発表しました。


    沖縄本島北部では、シングル向けマンションの2024年平均家賃が
    5万8477円となり、上昇率は2022年に比べて43・1%の大幅増となりました。

    今月に開業するテーマパーク「ジャングリア沖縄」の
    従業員らによる住宅需要の高まりが影響したと分析しています。


    調査は、沖縄本島を北部・中部・南部の3つのエリアに分け、

    2022年と2024年の家賃を比較したもので、

    北部のシングル向けアパート平均家賃も4万7752円で2022年から19・0%増加し、

    マンション・アパートともに大きく上昇しました。


    家賃自体は那覇市などの南部が最も高いものの、

    上昇率ではマンションのカップル向けを除き全ての面積帯で北部と中部が上回りました。

    シングル向けマンション家賃は北部が最も高くなっています。


    結果を分析したアットホームラボの磐前(いわさき)淳子執行役員は
    「ジャングリア開業を機に北部の人流増加が期待される中、

    住宅の供給不足も指摘されている。今後の動向を注視したい」とコメントしました。 (了)

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    6 分
  • 宜野湾市の「野嵩スディバナビラ石畳道」を 新たに県指定史跡に指定
    2025/06/30

    2025年6月30日(月)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    県教育委員会は27日付で、宜野湾市野嵩にある文化財
    「野嵩スディバナビラ石畳道」を新たに県指定史跡に指定しました。


    野嵩石畳道は近世琉球期に首里王府の公道として整備された
    宿道の一部で、全長およそ120メートルあります。

    琉球王国時代、宜野湾間切と中城間切をつなぐ幹線道路として利用されていたもので

    名称の袖離れ(スディバナ)坂(ビラ)は
    「護佐丸・阿麻和利の乱」の逸話が由来だということです。


    現在、石畳道は県道29号で東西に分断されており、

    宜野湾市は1989年に保存状態が良好な東側を市指定文化財に登録しました。

    2019年に市が実施した発掘調査で、埋没していたと思われていた西側も

    良好に残存していることが分かり、23年に追加指定されました。


    県によりますと、東側は比較的勾配が緩く道がまっすぐに伸びていますが、

    西側は勾配が急な斜面地に作られており、道を蛇行させて勾配を緩くしたり
    大きな敷石を利用したりと工夫が施されています。


    県は「当時の土木技術を解明していく上で重要な史跡である」と評価し、

    県指定史跡として保存・活用を図るとしました。


    宜野湾市立博物館では7月28日から9月28日まで
    石畳道のパネル展が開催されます。入場は無料です。 (了)


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    6 分
  • 平和関連資料を展示する県内主要8施設の入館者数が9年前比で 約3割減
    2025/06/25

    2025年6月25日(水)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    太平洋戦争末期の沖縄戦の被害や平和に関する資料を展示する

    県内主要8施設の2024年度の入館者数はおよそ78万人で、

    9年前の15年度と比べ、およそ3割減ったことが21日、分かりました。


    戦後80年で体験者が減少する中、戦争の記憶継承への懸念が高まっており
    8施設は発信を強化しようと25年度、連携事業を始めます。


    8施設は、女子学徒隊の被害を伝えるひめゆり平和祈念資料館」や

    「対馬丸記念館」、「沖縄愛楽園交流会館」などです。

    共同通信が8施設の入館者数を集計した結果m24年度は合わせて78万3627人で

    コロナ禍よりは回復したものの比較可能なデータがある
    15年度の109万1069人からおよそ3割減っていました。


    8施設の関係者は「リゾートホテル開発などが進み、
    観光客の訪問先が分散していることが要因の一つではないか」と分析しています。

    8施設は戦後80年の節目に、戦争や平和への関心を高めてもらおうと、

    連携事業「沖縄・平和と人権博物館ネットワーク」を開始し、
    7月6日にシンポジウムを開きます。


    ひめゆり平和祈念資料館の普天間朝佳(ふてんまちょうけい)館長は
    「過去の戦争や人権について各施設に足を運び、学び直す機会としてほしい」

    と話しています。 (了)

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  • 那覇空港国際線ターミナル前の高架道路が開通
    2025/06/19

    2025年6月19日(木)


    琉球新報の記事から紹介します。

    担当は上地和夫さんです。


    那覇空港国際線ターミナル前で整備されていた高架道路が15日に開通しました。

    これまで国内線ターミナル前にしかなかった高架道路が、
    国際線側まで350メートル延長され、全長698メートルとなりました。


    延伸工事は、構内道路の混在解消と国際線エリアへの
    アクセス向上を目的に、2020年度から行われてきたもので、  
    開通により、15日午後に通行車線の切り替えが行われ、

    これまで使われていた、国内線ターミナル通過後に降下し、

    駐車場横を通る車線は通行止めとなりました。  


    国際線ターミナル前の高架道路は現在2車線ですが、
    今後、拡幅工事が行われ、現在の国内線ターミナル前と同じ4車線となります。  


    開通に先立ち、開通式典が開かれ、関係者によるテープカットの後、

    豊見城警察署のパトカーが先導しての渡り初めが行われ、

    沖縄総合事務局の三浦局長は「車からの乗降スペースが増えた。

    効果は限定的かもしれないが、混雑緩和を期待している」と話しました。

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