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復活した新人類の切り札、知能を持つ要塞『アルカディア』。その傀儡となった帝国は、旧人類の末裔である王国を滅ぼすべく、留学中のヘリングにリオンの暗殺を命じる。

「結婚するなら、ミレーヌさんを選びますね」ラーシェル神聖王国が周辺諸国と手を組みホルファート王国を包囲した。武力を背景にラーシェルが提示する和平の条件。

「俺も愛している。一緒に来い、ノエル」マリエにヘタレと罵られてもなお、リオンはノエルとの微妙な関係を続けていた。

「――途中までうまくいっていたのに、本当に残念だよ」ノエルをめぐって意見が対立するアンジェとリビア。お互い相手のことを理解し、想っているがゆえに歩み寄れないでいた。

「これでリオンにも紋章が現れたら――心が通じたってことだよね？」密かにリオンを想うノエルは、自身の手の甲に現れた巫女の証に喜んでいた。

攻略対象の男の子が女の子になっちゃった！？あの乙女ゲー三作目の時系列に突入し、主人公と攻略対象たちをくっつけようと画策するリオン。だがその目論見はすでにほころびを見せていた。

「何が問題ありません、だ！問題しかないじゃないか!!」実家との板挟みでリオンの重荷になっていると感じたアンジェは、自ら身を退くことを考えていた。

「お前が俺のペットになれ！」半ば強制的に休養をとることになったリオンは、嫁3人との騒がしくとも穏やかな時間を過ごしていた。

剣と魔法の“乙女ゲー”の世界に転生した、元日本の社会人だったリオンは、その女尊男卑な世界に絶望する。この世界では、男なぞは女性を養うだけとの家畜のようなものであった。

修学旅行中に起きたファンオース公国の襲撃。それを撃退したリオンは、またしても出世してしまう。そんなリオンの躍進に危機感を覚えた一部の貴族たちは、公国と内通し彼を陥れようと暗躍していた。

自身の思惑とは裏腹に陞爵（しょうしゃく）してしまったリオン。だがこの女性上位な乙女ゲー世界は変わらず、王子達との戦いで学園の不人気は不動のものとなっていた。

「――一つ良いことを教えてやる。俺は小心者なんだ」留学生としてアルゼル共和国へとやってきたリオンとマリエ一行。

Leon heads off to study abroad in the Alzer Republic, accompanied by Marie and the idiot brigade (a.k.a., her love interests). Leon's just praying that Marie keeps her hands to herself--if she meddles in the plot of the sequel, she may force him to save the world. Again. Unfortunately, the original story has already flown off the rails. The new protagonist has a twin sister who wasn't in the game! On top of that, some high and mighty noble's son, backed by the power of Alzer's Holy Tree, is baring his fangs at Leon.

Leon keeps earning accolades and climbing the social ladder—much to his chagrin. Now other nobles view him as a threat, and his political rivals pull out all the stops to lock him up and throw away the key. But that's just what the Principality of Fanoss wants.

ついに火蓋が切られてしまった帝国との戦争。旧人類、新人類の末裔が生存をかけた戦い、どちらとも引くことはできなかった。

妹に押し付けられ、死の直前まで攻略していた乙女ゲームの世界に転生したリオン。

夏季休暇を一緒に実家で過ごしたことで、家族はもちろん友人からも「婚約者同士」と見られることになったリオンとマリエ。