エピソード

  • EP. 459『@白川郷・五箇山 、其ノ三 - 五箇山で火薬作り』
    2025/07/16

    五箇山という場所は白川郷からさほど遠くない場所にありますが、こちらは富山県。対する白川郷は岐阜県です。しかし江戸時代、この五箇山という場所は不思議な事に加賀藩の飛び地でした。実は加賀藩は江戸時代の間、この五箇山で火縄銃や大砲に使用する火薬の原材料を作っていたのです。しかし何故、前田家はこんな山奥の飛び地でそんな事をしていたのでしょう?

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  • EP. 458『@白川郷・五箇山 、其ノ二 - ひるがの高原分水嶺』
    2025/07/15

    「分水嶺」という言葉はあの村上春樹が好んで使う、いわゆる「春樹語録」の一つです。本来は山に降った雨水が集まって異なる方向に流れていき、それぞれの水脈を形成していく分岐点を指します。分水嶺は通常、山奥にあって見ることはなかなか出来ないのですが、白川郷からさほど遠くない場所に、片方は伊勢湾に流れて太平洋へ、そして、もう片方は富山湾に流れて日本海へ、という分水嶺が存在するのです!

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  • EP. 457『@白川郷・五箇山 、其ノ一 - 白川郷どぶろくの郷』
    2025/07/14

    白川郷は1995年にユネスコ世界遺産に登録されてから世界的な観光地となり、インバウンドの観光客が数多く訪れるようになりました。そんな白川郷の名物の一つが「どぶろく」。白く濁ったお酒なのですが、どぶろくがこの地域の名物となっていった背景には昔から比較的近代まで行われていたお米のある調理法があったのです・・・・。

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  • EP. 456『@明治村 、其ノ四 - 学は和漢洋を兼ねよ』
    2025/07/10

    明治村にはアメリカ人建築家のライトによる帝国ホテル中央玄関や、東京本郷にあった森鴎外と夏目漱石という二大文豪が住んでいた家など、貴重な建築物が沢山保存されています。明治は日本人の生活のみならず食生活も大幅に変わった時代でした。この頃から日本で食べられ始めたお食事の一つに牛鍋、或いはすき焼きがありますが、皆様、これは洋食だと思いますか、それとも和食だと思いますか?

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  • EP. 455『@明治村 、其ノ三 - 川向う新大橋』
    2025/07/09

    現在85歳の僕のメンター的な方がいらっしゃいます。この先生は東京の山手で育ちましたが、学友であった故古今亭志ん朝さんに誘われて下町である向島のご自宅に伺った事があったそうです。この時初めて隅田川の「川向こう」に行ったんだそうですが、そこでご馳走になったのが、これまた初めて食べたという下町の名物である「どじょう」。関東大震災でも崩れずに隅田川の人の行き来を支えた「新大橋」も現在、明治村に移築されています。

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  • EP. 454『@明治村 、其ノ二 - 東京ー名古屋 蒸気機関車にのりました』
    2025/07/08

    明治七年、1874年に新橋ー横浜間に日本で一番最初の鉄道が敷かれました。当時の蒸気機関車はイギリス製、シャープ・スチュアートという会社のものでした。この汽車はその後、名古屋鉄道に売られ、そして現在は明治村で走っているのです。この汽車に乗った際、蒸気機関や汽笛の音も録音してきましたので、その臨場感溢れるサウンドと共にお楽しみ下さい!

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  • EP. 453『@明治村 、其ノ一 - お台場に灯台灯る』
    2025/07/07

    日本で一番最初に灯台が建造されたのは東京のお台場。明治三年、1870年のことでした。お台場というのは元々ペリー来航に伴い、江戸を守るための砲台を設置する場所として徳川幕府によって造られたものでした。灯台は明治村に移築されましたが、お台場には今当時を偲ばせるものがまだ幾つか残っています・・・。

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  • EP. 452『@犬山 、其ノ四 - シラカベーゼか茂免(犬山番外編)』
    2025/07/03

    東京から犬山に行くには大抵、名古屋を経由します。名古屋市内には江戸時代の武家屋敷の地割、そして面影が残っている白壁、主税町、そして橦木町という高級住宅街がありますが、そこにあるお屋敷の一つが現在「か茂免」という名前の料亭になっているのです。名庭師、七代目小川治兵衛が手がけたお庭を眺めながら、CHEF1グランプリ日本料理部門でナンバーワンに輝いた猪口真弥料理長が手がけるお料理を頂くのは至福のひとときでした・・・。

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