-
サマリー
あらすじ・解説
2024年12月10日(火)放送分
担当は中川信子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
宜野湾市の我如古老人クラブはこのほど、
自治会公民館で結成55周年を記念とし、
喜劇の女王と称される仲田幸子さん91歳を迎えた
特別講演会を開きました。
仲田さんは14歳で沖縄芝居役者を目指し、
26歳で沖縄初の女性団長として「でいご座」を旗揚げしました。
しかし最初から順風満帆ではなく、
沖縄テレビの水曜郷土劇場の放映や、
那覇市内での常打ち公演をきっかけに人気に火が付き、
十八番の「床屋のふくちゃん」などで
喜劇の女王として人気を不動のものにしていきました。
その中で、1944年の沖縄戦の対馬丸撃沈事件に触れ、
乗船料10円を工面できず、乗れなくなり
「一度、死ぬところだった」との体験秘話もあかしました。
車いすながらなお現役人生を歩む仲田さんのトークショーに、
およそ70人の老人クラブ会員が集まった
会場は終始大盛り上がりで、
人生のモットーについての質問には
「生きがいはくよくよせず楽しいおしゃべりとカラオケざんまい」と即答しました。
ファンだという94歳歳の女性が
「目の前での憧れの仲田さんのユンタクは、
あの世のお土産になります」と感想を述べると、
会場はヤンヤの喝采に包まれました。