『フレンチ・クラシック・カフェ』のカバーアート

フレンチ・クラシック・カフェ

フレンチ・クラシック・カフェ

著者: 笹川日仏財団
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このコンテンツについて

笹川日仏財団がお届けするプログラム「フレンチ・クラシック・カフェ」。フランス音楽の素敵なところをちょっと変わった切り口でご紹介します。ご案内役は軽妙なトークで定評のある指揮者の中田昌樹さんです。 《中田昌樹プロフィール》 1951年札幌生まれ。道立札幌西高校卒業。国立音楽大学器楽学科卒業後、フランスに留学。パリ・エコール・ノルマル音楽院指揮科を一等賞首席にて卒業。アメリカ・タングルウッドで小澤征爾、バーンスタインの教えを受ける。 パリ・コンセール・パドゥルー管弦楽団を指揮してヨーロッパデュー、その後、フランス国立リヨン管弦楽団で音楽監督セルジュ・ボドのアシスタントを務める。ベルリン放送交響楽団、ブルガリア国立ソフィア室内管弦楽団などヨーロッパ各地で指揮。 帰国後、新国立劇場開場当初からオペラ制作に携わり、オペラ研修所特任講師も務める。 吹奏楽の分野では、吹奏楽コンクール全国大会/支部大会/県大会の審査、各地の指揮講習会の講師を長年に渡って担当。 札幌大学文化学部 客員教授、新国立劇場オペラ制作部 専門員、新国立劇場オペラ研修所特任講師 、Institut Francais du Kyushu (九州日仏会館) 『フランス音楽の陰影』レクチャー講師 等を歴任。907504 音楽
エピソード
  • #206 小粒でもキラリ、ラヴェルのピアノ小品集
    2025/07/11


    クロード・ドビュッシーに続き、今回はモーリス・ラヴェルのピアノ小品をご紹介します。


    『プレリュード』は、パリ国立高等音楽院ピアノ科の卒業試験の初見課題曲のために書かれた作品。のちに楽譜が出版された際、ラヴェルは、この曲を見事に弾いて試験に合格した当時14歳のジャンヌ・ルルーにこの曲を献呈しています。


    『シャブリエ風に』と『ボロディン風に』は、1913年にイタリア人の作曲家カゼッラに書いてみたらと促され書かれた作品で、二人の作曲家へのパロディともオマージュとも言えるラヴェル独自の語法で描かれた、遊び心ある小品です。


    中田昌樹さんの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。


    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】モーリス・ラヴェル作曲『プレリュード』『シャブリエ風に』『ボロディン風に』

        フランソワ・ジョエル・ティオリエ(ピアノ)

        イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

    【提供】笹川日仏財団

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    34 分
  • #205 想像は現実を超える、ドビュッシー『喜びの島』
    2025/07/04

    オペラ『ペレアスとメリザンド』の成功で作曲家として高い評価を得た、クロード・ドビュッシー円熟期の作品『喜びの島』。


    既婚者であるバルダック夫人とのジャージー島での悦楽の日々を描いていると思いきや、純粋にドビュッシーの頭の中で夢想され、書かれた作品のようです。もしかしたら、愛する人との来たる滞在を想像して作曲されたのかもしれません。


    しかし想像は現実を上回り、曲はなまめかしくも捉えどころなく、時に不安げな様子をみせます。旋法や増音程の妙をお楽しみください。


    中田昌樹さんの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。


    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】クロード・ドビュッシー作曲『喜びの島』

        石野真穂(ピアノ)

        イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

    【提供】笹川日仏財団

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    25 分
  • #204 アンニュイな雰囲気漂うドビュッシー『レントより遅く』
    2025/06/27

    久しぶりにピアノ曲を取り上げます。まずはクロード・ドビュッシー作曲の『レントより遅く』。


    意外と知られていませんが、20世紀初頭フランスはピアノ先進国で、プレイエル、エラール、ガヴォーの三大ピアノメーカーがしのぎを削っていました。そのうちエラールのピアノは日本にももたらされ、現存4台のうち1台は赤坂の迎賓館に、もう1台は燕三条にあり、この2台は今でも演奏されています。


    「レント」はフランス語でlent、表層記号で「遅く」の意味ですが、それよりも遅く弾くことを意図したのではなく、当時のパリで人気を博していた「遅いワルツ(valse lente)」のことを皮肉を込めてこのようにタイトルで表したようです。


    中田昌樹さんの⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Facebook⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では番組内の内容をさらに視覚的にも拡めています。ぜひご覧ください。


    【出演】中田昌樹(指揮者)

    【演奏】クロード・ドビュッシー作曲『レントより遅く』

        フランソワ・ジョエル・ティオリエ(ピアノ)

        イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行

    【提供】笹川日仏財団


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    19 分

フレンチ・クラシック・カフェに寄せられたリスナーの声

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