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サマリー
あらすじ・解説
序)クリスマスは、神を賛美する日
・ザカリヤが示す 3 つの賛美の理由を味わい、ザカリヤのように祝う者へ
1)主は顧みてくださる
・「顧みる」=気を配る、心配してお見舞いするという意味。
・天地万物を創造された神様が、私たち一人一人を顧みてくださるとは驚くべきことである。
・アブラハムとサラを「顧みられた(創世記 21 章 1 節)」
・世界には恵みが満ち、人生には恵みが与えられる。それにどう応えて生きるのか考えることが、善い人生の一歩。
2)主は贖いをなす
・「贖う」=代価を払って、何かを自由にする(本来あるべき姿に戻す)という意味。例)バッテリーの不具合が起きているスマホは不自由である。「罪」と「悪」は違う。人はみな「罪人」であるが「悪人」とは違う。
・神を忘れて生きる時「バッテリー」が故障し、不具合を起こす。
・イエス・キリストの全存在をもって、私たちのバッテリーを交換するための代価が支払われた。
・神との関係が正しくされるとき「私の神」と呼ぶ関係が回復される。ただ聖書は、個人的な神よりも、共同体の神として、神を呼ぶことが多い。それは人間が共同体の中にあって初めて、あるべき姿を取り戻すことができることを示す。
3)主は救いの角を立てる
・「角」とは、動物にとって「戦う力」である。「救いの角」とは「助け出す力」を意味する。
・イスラエルにとって身近な牛、羊、山羊の角は生え変わらない。折れたら終わりである。そこから新しい角が立てられるのは奇跡である。
・ダビデは歴戦の強者であり、そこに立てられる角の強さを強調する。
・「敵」とは「アブラハムに与えられた契約(=すべての人を祝福する務め)」に「恐れなく(大胆に)」専念して、主に仕えることを阻むあらゆるものが敵である。
・「救いの角」=イエス様が「恐れ」を取り除ける戦いをしてくださる。私たちはより頼むことが求められ、必死になって戦うことではない。
結)ザカリヤの口からあふれる賛美
・神の働き(顧み、贖い、救いの角を立てる)のは、人間を通して行われることが多い。喜びを知り、喜びを生きる。ほめたたえ、祝福する。