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サマリー
あらすじ・解説
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自覚症状からみたリウマチ性疾患
線維筋痛症
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/108/10/108_2077/_pdf/-char/ja
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《AI要約》※誤字多数ありますが、ご容赦ください
内科医たけお先生による線維筋痛症(FM)に関する解説を要約します。
## 線維筋痛症の概要
線維筋痛症は、客観的な検査所見に乏しく、主に自覚症状から診断される代表的な疾患です。医師の共感性、観察力、柔軟な対応力が求められます。
## 歴史的背景と認知度
- ナイチンゲールやレディー・ガガなど、著名人の罹患により認知度が上がっています。
- 診断は複雑で、他の疾患との鑑別が重要です。
## 診断基準
- 1990年のACR分類基準が有名ですが、客観性に欠けるため、2010年に新しい診断基準が策定されました。
- 新基準ではスコアリングシステムを用いて診断を行います。
## 症状と合併症
線維筋痛症は多様な症状を呈し、他の機能性身体症候群との合併も多いです:
- 慢性疲労症候群
- 筋膜性疼痛症候群
- 過敏性腸症候群
- 緊張型頭痛
- うつ病、PTSD
- 化学物質過敏症
## 治療法
### 薬物療法
- 抗うつ薬
- 神経障害性疼痛治療薬
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
- トラマドール
※オピオイド系鎮痛薬の使用は推奨されません。
### 非薬物療法
1. 患者・家族教育(最重要)
2. 運動療法
3. 精神心理療法
4. リハビリテーション
5. 鍼灸治療
特に教育、運動療法、精神心理療法はエビデンスレベルが高く、実際の臨床でも重視されています。
線維筋痛症の治療には、薬物療法と非薬物療法を組み合わせた総合的なアプローチが必要です。患者の理解と周囲のサポートが重要な役割を果たします。