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サマリー
あらすじ・解説
教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第23回目は古代ギリシア世界の歴史「アテネその1」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇基本文
イオニア人の建設したアテネでは海港に恵まれ商工業が発展する。裕福な貴族が政治を独占し、債務を負って奴隷に転落する平民が後を絶たなかった。小アジアのリディア王国から貨幣が流通すると、貨幣を蓄えた富裕平民が武器を入手して戦争に参加。参政権を要求するようになり身分闘争が始まる。
前7世紀後半にドラコンが従来の慣習法を成文化、貴族が独占していた法を平民にも公開した。平民が没落すると軍事力が低下するので、前6世紀にソロンが債務奴隷を禁止、財産政治を断行した。しかし財産のある貴族の地位は揺るがず貴族と平民の対立は続いた。