
解像度が低いまま描かれ続ける「中年キャラ」、読者層を考えればもっとリアリティある方が売れるのでは #242
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このコンテンツについて
中年が主人公の漫画作品が増え、人気ランキングの上位にも並ぶようになりました。しかし中年側の視点でみれば、中年への解像度が昔と変わらず低いまま、いわゆる「記号化」してしまっているようなキャラが多い印象も。
例えば一般的な中年が「以前できていたことができなくなる」という時、比較基準としているのは「若い時」ではなく「数年前」です。わずか数年を現状維持しようとするだけで、尋常でない努力が必要になる存在こそが中年なのです。
漫画の読者層や購買層、そして描き手側においても、中年の占める比率は昔と比べて圧倒的に増加しました。そんな現代だからこそ、作品内においてもう少し主要な中年キャラにリアリティを出すだけで、圧倒的な差別化につながる可能性があります。
もちろん中年だって夢を見たくて漫画を読んでいるはずですから、リアルに描けば売れるというわけではありません。
しかし、「理想」よりも「共感」が作品に求められる時代だからこそ、エッセンスとして入れてみるのは、十分アリなのではないでしょうか。
若い感性でしか描けない作品があるのと同様、自分の年齢の感性でしか描けない作品もあるはず・・・。
自分自身、そして高年齢化する日本社会の現状とこれからなど鑑みながら、あえての提案をしていく回となっております!