野間文芸新人賞受賞作。1通の手紙から羊をめぐる冒険が始まった 消印は1978年5月――北海道発。あなたのことは今でも好きよ、という言葉を残して妻が出て行った。その後広告コピーの仕事を通して、耳専門のモデルをしている21歳の女性が新しいガール・フレンドとなった。

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【櫻いいよ初の本格ファンタジー小説シリーズ第1巻】

明日はいい日になる、世界は素敵だ。――そんなの、嘘だ。中学1年生の少女が迷い込んだのは、異種族とひとが共存する、残酷な世界。

【あらすじ】学校からの帰り道で川に落ちたことをきっかけに、人間とは異なる見た目の“じゃない者”と、いわゆる人間“ひと”が共存する不思議な世界に迷い込んだ、中学1年生の冥（めい）。

切実な物語を誠実に描いた、その先にある救い。軽率に手に取って、打ちのめされるこの感じ。今もっとも読まれてほしい作家・古矢永塔子の勝負作！——書評家・藤田香織氏、大推薦!!

椿屋ひなた、１４歳。新米教師の俺、小野寺達也の生徒であり、昔からのお隣さんだ。大人と子どもの間で揺れ動く彼女は、どうにも人目を惹く存在で――。“育ち盛りすぎる中学生”とおくるエモ×尊みラブコメ！

『活版印刷三日月堂』著者、新シリーズ始動!書店員の職を失った一葉は、連句の場のもたらす深い繋がりに背中を押され新しい一歩を踏み出していく。温かな共感と勇気が胸に満ちる感動作!

森若沙名子、27歳、彼氏なし。入社以来、経理一筋。きっちりとした労働と、適正な給料。過剰なものも足りないものもない、完璧な生活をおくっている、はずだった。

時は天保八年、処は京――。とある由縁で、江戸を出奔、許しを請う旅に出ていた南町奉行所の元隠密廻り同心・伊坂八郎兵衛は、命尽きかけていた。

少年は夜の街で見てはいけないものを見て、拉致されて、目が覚めると喫茶店にいた。そこには殺し屋を名乗る少女たちがいて？　少年はウェイターとして働くことを条件に、始末されるまでの時間を稼ごうとす

将軍家毒味役矢背蔵人介。将軍の毒味をする御膳奉行の役目の一方、幕府に巣食う悪を裁く裏の顔を持つ。御膳所など各所に賄賂を撒き、幕府役人を接待漬けにして御用達に成り上がった商人を成敗した蔵人介は、