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[11巻]矜持 鬼役（十一）

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[11巻]矜持 鬼役（十一）

著者： 坂岡 真
ナレーター： 北口 聖
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このコンテンツについて

 将軍家毒味役の矢背蔵人介の息子・鐡太郎が、剣術道場でいじめに遭う。そんな鐡太郎に「別の才能」があることを見抜き、救ってくれた恩人が濡れ衣を着せられ殺害された。怒り心頭に発した鐡太郎は恩人の仇討に向かい、逆に囚われてしまう。息子を助けに走る蔵人介。腰の長柄刀・来国次が奸臣どもに唸りを上げる！　人気大爆発の鬼役シリーズ、爽快感充填の第十一弾。©Shin Sakaoka 2014 (P)2023 Audible, Inc. 歴史小説

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[11巻]矜持 鬼役（十一）に寄せられたリスナーの声

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ストーリー
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江戸時代物はこれでなくっちゃと聴ける！

やっぱり、江戸の時代物はこれでなくっちゃ！と聴いててスカッと楽しませてもらいました。
数珠屋さん、沢山の子供を救ったのに自分も奥さんも一人息子や番頭までも殺されてしまい、ソレこそドラマ鬼平のミュージックが聞こえそう。ただひとり孫が助かり貧乏長屋の母と祖父が引き取るシーンに涙です。
鐵太郎もスッカリ青年となりましたが、イマイチ泣き虫。本来なら、この年齢なら父親の見習いとして小姓をするはずなのですが甘いなあ〜。今回の事件を終わりに変わっていくことを期待です。
ところで、捨て子の話ですが、既に３代将軍の時期から江戸市内の捨て子は本来誰かが引き取る決まりが出来ていました。元々は無宿人を出さない為の江戸幕府の方法。誰も引き取らないなら、５人組の誰かや長屋なら長屋請け人が引き取る責任が出たので、確かに戸口に捨て子を見つけたら、コッソリ離れた寺先に置き去りにする者も出たようです。逆に、捨て子を引き取ると何がしか金品が出たため、同じ赤子を金品目当てに拾ったり、攫ってきたりした事件もあった記録が残っていますが、当然、金子目当てだと分かれば獄門でした。
人拐いが謳歌した時代、実際、その予想を囁かれただけでも単に白い目で見られるだけで済まなかったのは、人助けと悪事の線引きが難しかったからとも言えます。
難しい事実でもありました。

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