『沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-』のカバーアート

沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

(新潮文庫)

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沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

著者: 山崎 豊子
ナレーター: MiC
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このコンテンツについて

十年におよぶ海外左遷に耐え、本社へ復帰をはたしたものの、恩地への報復の手がゆるむことはなかった。
閑職に追いやられ、逆境の日々のなか、ついに「その日」はおとずれる。
航空史上最大のジャンボ機墜落事故、犠牲者は520名。
凄絶な遺体の検視、事故原因の究明、非情な補償交渉。
救援隊として現地に赴き、遺族係を命ぜられた恩地は、想像を絶する悲劇に直面し、苦悩する。
慟哭を刻む第三巻!

本タイトルは12時間を超えるため、パートごとに分割してダウンロードすることができます。

©1999 Sadaki Yamasaki (P)2024 ラジオ大阪
アジア

沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-に寄せられたリスナーの声

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ナレーション
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航空事故の悲劇と人間の尊厳に迫る、感動と慟哭の第三巻

「沈まぬ太陽(三)-御巣鷹山篇-」は、山崎豊子の名作の中でも特に心を揺さぶる一冊です。

この第三巻では、日本航空の歴史に残る実際のジャンボ機墜落事故を背景に、主人公・恩地の壮絶な体験が描かれています。これまでのシリーズでも恩地が多くの困難に立ち向かってきましたが、この巻ではそれが一層深刻で、感情的にも非常に重いテーマが中心となります。

物語は、長年の左遷生活に耐えながらも本社復帰を果たした恩地が、依然として冷遇され、閑職に追いやられているところから始まります。

しかし、そんな中、航空史上最大の悲劇「御巣鷹山の墜落事故」が発生。520名もの命が失われ、恩地は遺族対応を命じられます。ここから物語は、事故現場の凄惨な描写や、遺族たちとの苦しいやり取りを通して、人間の尊厳や企業の責任、そして恩地自身の苦悩が重層的に描かれていきます。

この巻の最大の魅力は、そのリアリティと感情の深さです。

恩地が現場で目の当たりにする遺体の状況や、犠牲者家族とのやり取りは、読者に非常に重いテーマを突きつけます。読んでいて胸が締め付けられる場面が多く、特に遺族の悲痛な叫びや、補償交渉の非情な現実に直面する恩地の姿は、感情を揺さぶります。

また、企業の内部闘争や責任の追及が絡み合う中で、恩地がどのように自分の信念を貫き、立ち向かっていくのかも見どころの一つです。彼は決して完璧なヒーローではなく、苦悩し、時には葛藤を抱えながらも、真実と向き合う姿が非常に人間的で共感を呼びます。

ナレーションを担当するMiCさんは、この重厚な物語にふさわしい深みのある語り口で、リスナーを物語の世界に引き込みます。

特に、感情が高ぶるシーンや、静かな悲しみが漂う場面では、そのナレーションが一層の感動を与えてくれます。彼の落ち着いたトーンが、恩地の心情や状況を見事に表現しており、聴いているだけでその場にいるような臨場感を感じることができます。

「御巣鷹山篇」は、単なるフィクションを超えて、現実に起こった悲劇と向き合う作品です。

この巻は、航空事故という大きなテーマを扱いながらも、個々の人間の感情や尊厳に焦点を当てており、読む者(聴く者)に深い印象を残します。シリーズのファンはもちろん、社会問題や人間ドラマに興味のある方にもぜひおすすめしたい一冊です。

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圧倒された

三巻では恩地その人の物語というより、あの大事故の話に圧倒された。
当時確か学生だったが、あの日の事はハッキリ覚えている。ただ事故の現場がどうだったか、きっとあまりの惨状に詳しい報道はされなかったのだろう。一般の人達
は敢えて調べない限り、これ程の悲劇が起こった事を知らなかった。その意味からしてもこの作品は意義深い。

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最悪の凄惨な航空事故

これでもかというほど凄惨な事故の結果を淡々と描写し、たじろぐ思いだ。次作も読む。

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これは ほぼノンフィクション

事故と現場の惨状の表現がよく書かれており、補償交渉の難しさがよく伝わりました。

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渾身のルポだけど

この巻だけはドキュメンタリーとすべきだった気がする。これまでフィクションで来たのに、被害者たちの実名まで出して小説に絡めていくのは、まだ生々しい事故だけに不謹慎に思う。映画タイタニックの映画化にさえ、遺族たちは傷ついているのを、私は直接知っているし、この巻の凄惨な描写は物語に取り込むべきものだったのか。

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