『此の世の果ての殺人』のカバーアート

此の世の果ての殺人

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此の世の果ての殺人

著者: 荒木 あかね
ナレーター: 青木 瑠璃子
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このコンテンツについて

第68回江戸川乱歩賞受賞作。
史上最年少、選考委員満場一致。
「大新人時代」の超本命!
本格ミステリーの骨法もよく心得ている――綾辻行人
特A、もしくはA+、もしくはAA――月村了衛
二人の女性のバディ感が最高に楽しい――柴田よしき
極限状況で生きてゆくひとが、愛しくなる――新井素子
非日常を日常に落とし込む、その手捌きは実に秀逸である――京極夏彦
―滅びゆく世界に残された、彼女の歪んだ正義と私の希望
正義の消えた街で、悪意の暴走が始まったー
小惑星「テロス」が日本に衝突することが発表され、世界は大混乱に陥った。そんなパニックをよそに、小春は淡々とひとり太宰府で自動車の教習を受け続けている。小さな夢を叶えるために。年末、ある教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた女性の死体を発見する。教官で元刑事のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始める――。©荒木 あかね (P)2022 Audible, Inc.
文学・フィクション

此の世の果ての殺人に寄せられたリスナーの声

総合評価
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    4
ナレーション
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    71
  • 星4つ
    33
  • 星3つ
    12
  • 星2つ
    0
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    2
ストーリー
  • 4 out of 5 stars
  • 星5つ
    48
  • 星4つ
    29
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    25
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世界の終わりにまともであろうとする姿

ありきたりのミステリーに飽きた時にこれを聴いた。突飛な話かと思いきや、心揺さぶる会話がイキイキとしていた。ナレーションは幾人もの姿を浮かび上がらせる力があり引き込まれた。他の作品も是非読みたい。

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面白かったです。読んでみたいとおもっていたので、こちらで聞けて良かったです。

一気に聞いてしまいました。面白かったです。読書大好きだったのですが、老眼が進み、本を読むのが苦痛になっていたので、嬉しいです。個人的には故郷の福岡のことが舞台で身近に感じました。

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私は面白かった

私はあまり普段から本は読まないのですがこんな世界になったら自分ならどうするだろうと思いながら聴いて楽しめました。
しかしたくさんミステリー読んでる人からしたらこれは有り得んだろとか物足りないと思う人もいるのかなぁとは感じました。

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本当に此の世の果てならもっと違うことになっているはず

もう少し終末感が出てれば良かったと思います。終わりが近いのに危機感が薄いのが気になりました。

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上手くまとまってはいるけど

概要欄にある江戸川乱歩賞選考委員の絶賛ぶりに比べて、レビューの評価が低いので、気になって選考委員の寸評をググってみた。
どうやら「手放しで絶賛!」と言うわけではないらしい。
いろいろと問題はあるものの、よくまとまっている、と言うことのようだ。

そりゃそうだ。江戸川乱歩賞の受賞者ということは、そのほとんどが「これがデビュー作」と言うことになり、選考委員のような練れた作品が書けるわけがない(時折り信じられないような傑作で受賞する人もいるけど)

それを踏まえて聴いてみた。

確かにストーリーは上手くまとまっている。小惑星衝突目前と言う舞台設定は、今では使い古された感があるが、そんな中での日常生活を描きながら、ロードムービーであり、観光案内でありミステリーであった。
多少の強引さはあるものの、過大な期待さえしなければ一聴の価値はある。

とは言え、どうしても気になる点がいくつかあった。

●登場人物に感情移入ができない。
正義感を履き違えた元刑事、現状認識ができていないような主人公。彼女たちの言動にブレを感じるのである。なんとなく彼女たちを理解した、と思ったらその理解を越える言動をし、かと思ったらまた元に戻る。
現実の人間ならともかく、フィクションの中ではもう少し一貫させて欲しい。

●無法と法治の境目が曖昧である。
小惑星の落下地点と予測された九州北部では人々が逃げ出し、残る人々によって流血を伴う略奪が行われている。公共機関も事実上の撤退をする中、主人公たちは警察に勝手に期待してみたり、絶望したりする。
そもそも殺人犯を見つけ出して何をしようとしたのか。
すでに日本国内において法手続きが意味をなさないことは容易に想像できるし、実際に主人公たちも同様の発言をしている。
主人公を巻き込んだ元刑事の思惑をもう少し確定してもらいたかった。

●技術的話題がいろいろと不十分。
本文中に専門用語が出てきて、地の文でその解説がされるのだが、まるでWikipediaの丸写しのようで著者が理解して書いているようには聴こえない。
ロードムービー的要素があるので自動車がたくさん出てくるが、運転などの操作で首を傾げたくなる箇所が多い。あまり詳しくないのだろうか。
また被害者の傷口を説明する際にやたらと専門的な用語を使うので状況が分かりにくい。難しい言葉を使えば推理小説っぽくなると勘違いしているらしい。
そんな中、一番気になったのが、人類滅亡と地球滅亡の表記不統一である。
経験したことはないが、直径7km程度の小惑星衝突なら大きなクレーターはできるだろうが、多分地球はそのまま残る(多少、自転がズレるかも知れないが)。
一方で人類、詳しく言うなら文明社会はほぼ壊滅するだろう。
しかし、恐竜絶滅のキッカケとされる小惑星でも10kmと推測されている。
それでも生命は残り、我々に繋がっているのだから、ヒトという生物が絶滅するとは限らないだろう。
そんな中、文中では主人公たちが人類は生き残れない、と言ったり、別の箇所で地球の終わりと言ってみたりしている。
どちらかに統一してもミステリー部にはほぼ影響ない(実は、それも不満だったりするのだが)ので、考慮していただきたかった。

さてナレーションだが、とても聴きやすい。全般にわたって登場人物の混乱も少ないのだが、一部に奇妙なアクセントがある。西の方言のように単語の一文字目を強く発音されているのである。
全ての単語が、と言うわけではないが、ストーリーに聴き入っている際に不意にそう言うアクセントが出ると、なんだかズッコケてしまう(自分の使っているアクセントが変なのかも知れないが)。

全体としては「まずまず」と言うところか。細かいところに目くじら立てないようにして聴けばそれなりに楽しめると思う。


余談だがAudibleにある目次の最終章は誤字なのか、ワザとなのかが気になった。

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いつかくる未来

異常気象や大地震。遠くない未来こんな風景もあるのかも。非日常の中の日常を、それでも人は生きていく。サイガワサンとハルちゃんの関係に心が救われました。一気読みしました。面白かったです。

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引き込まれました

ラノベのような突拍子も無い設定についていけるかと、大きな不安を感じながら聴き始めましたが、ぐんぐん引き込まれて一気に聴いてしまった。
ほんの少ししか登場しない人物であっても描写の力でまるで映画を観るように目に見えました。
私は断然高評価します。

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世界滅亡が決まった世界でのロードムービー

地球に隕石が落ちる世界でただ死を待つ人たちの群像劇でもあり、ミステリー要素よりそちらの方が面白く感じた。
ミステリー面に関しては今後に期待。
ナレーションも良いせいかテンポよくお話に引き込まれ一気に聴いてしまいました。
本格などを求めてる人はちょっと物足りなさもあるが、誰へも訪れる死というあるかもしれない怖さについても考えさせられました。

無常。

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つまるところミステリー小説

もう少し地球滅亡についてからみがある話でないと、ただの推理小説、ミステリーだなと感じたとこがある。

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結構好きなんだけど

割と好きです
昔読んだ新井素子もう一度読みたくなりました

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