『戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む』のカバーアート

戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む

講談社選書メチエ

プレビューの再生

Audible会員プラン 無料体験

30日間の無料体験を試す
会員は、20万以上の対象作品が聴き放題
アプリならオフライン再生可能
プロの声優や俳優の朗読も楽しめる
Audibleでしか聴けない本やポッドキャストも多数
無料体験終了後は月会費1,500円。いつでも退会できます

戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む

著者: 上田 信
ナレーター: 辻井 健吾
30日間の無料体験を試す

無料体験終了後は月額¥1,500。いつでも退会できます。

¥3,000 で購入

¥3,000 で購入

注文を確定する
下4桁がのクレジットカードで支払う
ボタンを押すと、Audibleの利用規約およびAmazonのプライバシー規約同意したものとみなされます。支払方法および返品等についてはこちら
キャンセル

このコンテンツについて

16世紀半ば、戦国時代の日本をルポルタージュした中国人がいた。その後すっかり忘れ去られていた貴重な記録『日本一鑑』には、いったい何が書かれているのか。明清時代の中国を、ユーラシアの陸と海から大きな視点でとらえた著作で高く評価される著者が、日本の戦国時代を描き直す意欲作。

1523年、戦国日本の有力者、大内氏と細川氏が日明貿易をめぐって争い、中国の港町を争乱に巻き込んだ「寧波事件」は明朝に衝撃を与えた。密貿易と倭寇への対策に悩む朝廷の命を受けて、日本の調査のために海を渡ったのが、『日本一鑑』の著者、鄭舜功である。「凶暴、野蛮な倭人」という従来の先入観にとらわれない鄭舜功の視線は日本の武士から庶民におよぶ。生活習慣や日本刀の精神性、切腹の作法、男女の人口比など多岐にわたって、凶暴なるも礼節を重んじ、秩序ある日本社会を描いている。

また、日本さらに畿内への詳細な航路の記録は、当時の日本の政治・軍事状況を映し出す。九州の東西どちらを通るのか、瀬戸内航路か太平洋航路か――。しかし、大きな成果をあげて帰国した鄭舜功には、過酷な運命が待っていたのだった。

本書によって、日本の戦国時代は、応仁の乱から関ヶ原の合戦へという「陸の物語」ではなく、実は日本からの銀の輸出と海外からの硝石・鉛の輸入を主軸とする「海の物語」であったというイメージが、新たに像を結んでくるだろう。

目次

はじめに─―忘れられた訪日ルポには何が書かれているのか

序 章 中世の日本を俯瞰する

第1章 荒ぶる渡海者

第2章 明の侠士、海を渡る

第3章 凶暴なるも秩序あり

第4章 海商と海賊たちの航路

終 章 海に終わる戦国時代

あとがき
本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、PCサイトのライブラリー、またはアプリ上の「目次」からご確認ください。

©上田 信 (P)2023 Audible, Inc.
日本

戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読むに寄せられたリスナーの声

総合評価
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    5
  • 星4つ
    1
  • 星3つ
    1
  • 星2つ
    0
  • 星1つ
    0
ナレーション
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    4
  • 星4つ
    2
  • 星3つ
    0
  • 星2つ
    1
  • 星1つ
    0
ストーリー
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    3
  • 星4つ
    3
  • 星3つ
    1
  • 星2つ
    0
  • 星1つ
    0

カスタマーレビュー:以下のタブを選択することで、他のサイトのレビューをご覧になれます。

並べ替え:
絞り込み:
  • 総合評価
    5 out of 5 stars
  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    4 out of 5 stars

先にゆくものは雨に濡れる

戦国時代の日本が思った以上に海外と通じていたこと
感情表さないこと、ジタバタするのは恥だと思うこと、職人気質など今にも残る日本人の気質は、戦国時代にもあったこと驚きました。

日本に、深く潜入した中国人の悲劇
昔も今もこれはどこの国でも起こること

日本刀が中国にも輸出されていたこと驚きでした。星野先生の海帝の鄭和が日本刀らしきもの持っていたこと
これで腑に落ちました

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!

  • 総合評価
    3 out of 5 stars
  • ナレーション
    2 out of 5 stars
  • ストーリー
    3 out of 5 stars

隣国の理解は難しい

明の時代はどちらかと言うと国を閉ざす政策だったと何かで前に読みましたが、ここまで日本の事が理解されていないとは思いませんでした。日本一艦面白かったので、このテーマで歴史小説が有ったら読みたいと思いました。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!