
小説版 シンフォニック=レイン
トルタ編
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ナレーター:
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中原 麻衣
このコンテンツについて
雨音が奏でる、切なくも美しい旋律。『シンフォニック=レイン』がオーディオブックとして生まれ変わりました。
本作『シンフォニック=レイン』は、2004年に工画堂スタジオより発売されたPC用ビジュアルノベルゲームで、根強い人気を誇る“音楽と物語の融合”をテーマにした名作です。クラシックな音楽とファンタジー要素が絶妙に絡み合い、プレイヤーの感情に静かに、しかし確かに訴えかけるその世界観は、今なお多くのファンに愛されています(2024年12月にはNintendo Switch HDリマスター版パッケージを発売)。
舞台となるのは、雨の止まない街「ピオーヴァ」。イタリア語で“雨が降る”を意味するその名の通り、この街では一年中、雨が静かに降り続けています。その中で、人々は当たり前のように日常を営み、音楽学校「ピオーヴァ音楽学院」で若者たちは日々研鑽を積んでいます。音楽が生活に深く根ざすこの街で、本作の主人公は恋や夢、葛藤に向き合いながら、卒業試験に挑みます。
音楽ゲームとしての側面も持つ本作ですが、今回は“読み聞かせ”という形で物語に焦点を当て、ゲームシナリオを小説として再編集したものを、朗読形式でお届けします。雨音に包まれた静謐な世界を、中原麻衣さんの繊細な語りと演技のみで演出することによって、深い没入体験を実現しました。
これは、“本当の想い”にたどり着くまでの、少し切ない音楽の物語。
主人公であるクリス=ヴェルティンは、ピオーヴァ音楽学院のフォルテール科に通う学生。卒業を間近に控え、卒業演奏に向けて“パートナー”を見つけなければなりませんでした。
物語は、クリスがパートナー候補として出会った3人の少女——トルタ、ファル、リセ——との関係を軸に展開していきます。それぞれが心に秘めた想い、過去、葛藤を抱えており、クリスは彼女たちと共に音楽を奏でながら、少しずつ彼女たちの内面に触れていきます。
しかし、優しいメロディの裏側には、決して明るいだけではない“真実”が潜んでいます。淡く、儚く、時に残酷な選択が、物語の後半に待ち受けているのでした。何を選び、何を失い、そして何を手に入れるのか——それは、聞き手一人ひとりの心に委ねられます。
本オーディオブックは、ゲーム版にはなかった心理描写やモノローグを加え、再構成した作品となります。朗読は、ゲーム版でもヒロインのトルタを演じた中原麻衣さんが熱演。雨音のように静かに胸を締めつけるような物語を——ぜひ、耳で味わってください。
これは“音で読む”、新しい『シンフォニック=レイン』の体験です。
本タイトルは12時間を超えるため、パートごとに分割してダウンロードすることができます。